聖便所

聖なるトイレの日記メモその他。

話が長い人の話をどうやって途中で区切るかって難しくない?

昔近所にちょっと年下の仲の良い子が2人いた。
どうも昨晩、その片方が救急車で運ばれたらしい。詳しくは知らないが、大事ないと良いのだが。
ふと、そういえばもう彼とは十数年話していないと思った。
二人いた幼なじみは二人共とそれぞれ別の理由で、おそらくはふとしたきっかけで仲が悪くなってしまったからだ。それ以後彼らは近くに住んでいながらも挨拶もマトモにしていないと思う。バツが悪いというのはこういう事を言うんだろうが、自分がまさかそんなテンプレートで文学的な関係性を持っているという事を、今の今までまじまじと認識したことがなかったのは意外も意外だった。

仲悪くなったそのきっかけがなんだったかは覚えてはいない。
もしかしたら本当に大したことじゃないのかもしれないし、あるいは言葉に不用意な俺の言葉で相手を傷つけたのかもしれない。少なくとも片方はその可能性が高い。記憶に何一つ残ってないからわからないけど。

ああそうだ。

こうやって嫌なことの記憶にフタをしていく所が良くない。
きっと僕の人生に横たわるボトルネックというか、詰まりモノのような所なんだろう。
記憶をすぐに整理してしまうのはそのことそのものは悪い事ではないんだが、それが自分の非に関わっているバツの悪さだけとなるとあまり良いこととは思えない。
そうやって自分の恥から逃げ続けて、未だに僕は逃げ続けている。